日食の観測記録として、正確な時刻が知りたくなります。そのためにアクションカメラで自分と機材が入るように動画を撮影します。動画内には時刻を記録します。
ただ、直前に正確な時刻を合わせなければならないのが難点です。
そこで今回は、アクションカメラに加えて、ドライブレコーダー(写真右)を使う予定です。GPSを内蔵していて、電源はUSBの5Vです。モバイルバッテリーで動かします。ベランダで実験したところ、撮影開始から15分後には、GPSから受信した緯度経度と現地時刻が表示されました。現地時刻は事前に設定でGMTからのプラス時間を設定しておきます。
太陽のテスト撮影をしてみました。
BORG71FL + x1.4テレコン で、560mm F8 となります。
ISO200でシャッター速度を1/2000から1/250まで1/3段階ずつ変えています。
通常なら1/1300か1/1000あたりが適正と思います。
金環時は露出多めの方がよいと考え、1/400を中心とした7段階AEB(1/1600、1/1000、1/640、1/400、1/250、1/160、1/100)を予定します。
それにしても黒点がありません。黒点があればピントが合わせやすいのですが、ないときは太陽の縁で合わせるしか無く、なかなかうまく出来ません。
静止画撮影のときの、
シャッターの制御について教えてください。
静止画では、PICマイコンで作った自動シャッター装置で、1分に1回シャッターを切るように設定しています。第一接触の前に開始させた後はずっと自動です。
皆既日食であれば、部分食、接触時、コロナ時で変更する必要がありますが、金環日食は全課程部分日食同等なので変更無しです。


LUMIX G7は、7段階のブラケットが使えます。そこで低高度まで同じ設定でカバーするつもりです。
念のため様子を見て露出を変更することも考えます。






12月26日の金環日食が近づいてきました。
今回は近場と言うことで、グアム島遠征の予定です。
最近少しずつ強化しつつある機材の準備を始めました。
赤道儀はスカイメモS、鏡筒はBORG71FL 2本という構成にしました。まずは組み立てた状態です。
スカイメモSの極軸高度はグアム島に約13度、赤緯軸の角度は第一接触時点の太陽赤緯-23度に合わせてみました。
南西側高度30度から第一接触が始まる際の状態を再現しています。
2019年12月26日は、金環日食があります。
日本では部分日食が見られます。
日本から近いところでは、グアム島が金環帯に入ります。
また、中東では晴天率が良いことから、旅行会社のツァーが組まれています。
2020年6月21日には、台湾で金環日食が見られます。
グアムに引き続き、日本の近場で見られるのはうれしいことです。